かつらぎ取材日記/植田定信さんと大和鉄道100周年 その2

2018.10.15 Monday

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    はしお元気村で見せていただいた作りかけの状態(左)/完成すると「銭形平次捕物控」の平次に住む長屋に(右)

     

     上の写真(左側)は、はしお元気村にはじめて植田定信さんを訪問したとき、「箸尾駅」のミニチュアとは別に展示されていたものです。江戸時代の長屋を復元しようというものですが、その制作途中のミニチュアです。
     実は、このミニチュアの完成した姿と阪急百貨店(大阪梅田)で出会うことになりました。というのは、阪急百貨店では毎年「ドールハウスフェア」が開催されており、2018年は「ドールハウス名作劇場」として、映画の名場面をドールハウスで再現するという試みが公開されました。「海底二万哩」や「レ・ミゼラブル」「雨に唄えば」等々、おなじみの映画のワンシーンがドールハウスとして再現されており、なかなか見応えのある楽しい催しでしたが、その中に我が植田定信さんの「銭形平次捕物控」が堂々と展示されていたのです。

     見れば「はしお元気村」で出会った、制作途中の長屋のミニチュアです。
     そのときは、完成した姿はどうなるのか教えてもらえなかったのですが、

    「なるほど、これを造っておられたのか」と一人で合点し、ほくそ笑んでおりました。

     この日、植田さんはというと、会場の一角で「ドールハウス体験レッスン」を指導されており、「かつらぎ探検ガイド」のスタッフも、モップづくりに挑戦させてもらった次第です。

     

     ドールハウスフェアが開催されたのが9月12日〜24日、それとオーバーラップするように、我が広陵町で9月22日(土)と23日(日)の両日、「広陵かぐや姫まつり」が開催されました。


     初日9月22日は、午後1時からスタートする予定ですが、朝からすごい雨。

    「大和鉄道100周年記念フェスタ」は台風にたたられ中止、今回「かぐや姫まつり」も豪雨で中止か……とヤキモキしましたが、幸いにも昼前には雨が上がり青空が広がってきました。

     

    雨は上がったものの会場は水たまりだらけ、土砂を運んでの整地作業が続く。

     

     しかし会場の竹取公園は水浸し状態。設営されたテントの間の地面はぬかるんで長靴が要りそうな状態。スタッフの人たちが、そのぬかるんだ地面に土砂を運び込んで修復していきます。開始まで2時間、広陵町役場スタッフの方々の必死の努力で、水浸しだった会場が整地されていき、めでたく予定通り開催されることとなりました。


     ところで「大和鉄道100周年記念」のテントはどうなっているでしょう?
     広陵町立図書館は、この二日間は閉館され、会場の資材や展示物の倉庫代わりに使われます。ここから必要な設備が運び出されますが、「箸尾駅」のジオラマも、「まち調べ」のパネルも、ここからスタッフの人たちの手で運び込まれてきました。

     

    倉庫となった広陵町立図書館から次々と展示品が運び出されてくる。
    設営中、隣のテントのおばさんも見学にやってきて写真を撮っていく。


     設営の風景を撮影し終えて、しばらくして、再び「大和鉄道」のテントを訪れてみると、子供たちがジオラマと、そこを走るミニSLに見入っています。設営の時の真剣なまなざしとは打って変わって、植田さんの楽しさそうな表情が印象的でした。

     

    大和鉄道ジオラマは子供たちの人気の的


     植田さんと話し込んでいると、意外な人の訪問を受けました。
     フェースブック「御所ガール」の人気者、御所市役所商工観光課の宮橋さんです。
     宮橋さんには、御所の取材ではお世話になりっぱなしです。
    「広陵町まで取材ですか?」
    「いや、お誘いいただいて御所市も出展してるんよ。」
     たしかに御所市の展示用テントがありましたので、次の取材先の「油長酒造」さんの話を聞き込み、いったん竹取公園を後にしました。

     

    ドールハウス作家・植田定信さんと、御所市役所商工観光課/御所ボーイ・宮橋秀之さんの初対談


     夜は、広陵金明太鼓の迫力ある演奏を聴き、締めくくりの花火を鑑賞して一日が終わりました。

     紆余曲折はあったものの、「大和鉄道100周年記念行事と植田定信さんの紹介」、これにて一件落着とさせていただきます。

     最後に、植田さんの「箸尾駅」以外の作品および、そのプロフィールを紹介させていただきます。

     

     

    広陵町の「そらみる」に展示されてある植田定信さんの作品

     

    植田定信さんが著述に加わった出版物「ドールハウス名作劇場」「ミニチュア探偵物語」

     

    ◇植田定信さんプロフィール

     工房名/シック・スカート(クラフト工房シックパパ)

     1962年 奈良県に生まれる。

     2011年神戸新聞ジオラマ教室にて吉岡和哉氏に師事。

     2012年全国JMC模型コンテスト「サポーターズ大賞」受賞。

     2013年浜松ジオラマグランプリ「山田卓司賞」受賞。名古屋モノづくりフェスタ「最優秀賞」受賞。

     2015年モデラーズフェスティバル実行委員長就任。

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