ノマドワーキングとアイパッド

2011.01.10 Monday

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    最近、「ノマドワーキング」という言葉を知った。「ノマド」というのは「遊牧民」のことを言うらしい。 転じて仕事をオフィスから離し、自宅や外出先、喫茶店でこなす人たちのことを「ノマドワーカー」と言うようになった。
    「私生活」と「仕事」の境が希薄になり、仕事の合間に遊び、遊びの合間に仕事をする。
    リラックスして仕事に向かうため、発想も却って豊かになり、仕事に励むと言うより、仕事を楽しむという方向に変わっていく。
    僕の場合、自宅内にオフィスがあるので、とりたてて「ノマドワーキング」ということもないのだが、アイパッドを得たことで、またアイパッドを使い込むことで、デスクからも、パソコンからも解放されつつある。
    というのも、アイパッドのアプリが素晴らしい。安いし、仕事に役立つソフトが揃っている。アプリの開発者は、世界に様々な才能が無限に存在するわけで、マックという企業は、そんな才能にアイパッドという土俵を提供しているということになる。
    そして我々は、アイパッドを介して、その才能をアプリという形で享受することができる。

    アイパッドの宣伝みたいになったが、これを使うことで、本当に自由になった。
    本の校正は、PDFで送られてきたものを、アイッパッドのアプリ「goodreader」を使うことで、直接、修正個所を書き込むことが出来る。注意書きや追加の文章を入力することから、文章を囲んだり矢印を入れたり、手書きで校正や校正記号を書き込んだりと、紙に書き込むような感覚で行える。
    また、思いついたアイデアなどを、アイパッドのアプリ「Dropbox」や「Evernote」に書き込んでおけば、同じ「Dropbox」や「Evernote」をインストールしたパソコンでも、共通して利用することができる。
    テキストデータばかりか、画像資料も、音声資料も、同じデータとして一元管理でき、本を書くためのデータベースを、パソコンと連携して構築することもできる。
    昔、卒論を書くのに、手書きデータカードを作り、データボックスに整理していたのを考えると、パソコン時代になって、驚くほど便利になったのだが、アイパッドを得たことで、今度は、そのパソコンからも解放されつつある。
    ホームページの閲覧から、参考図書を読むことまで、おまけにメールのやりとりまで、アイパッドだけで済ますことが出来る。
    (ただ、アイパッドからメールを送ると、古いメーラーで受けた場合、文字化けがおこる場合がある。これだけはまだ解決の良い方法がない。)
    トイレの中で、新聞を開く代わりに「ビューン」を開き、テレビのニュースや、週刊誌や新聞の記事の主だったことをチェックし、メールをチェックすることだってできるわけだ。
    たとえ、そこが寝室だろうが、風呂だろうが、アイパッドさえ持っていれば、たちまち書斎に早変わりする(風呂へ持ち込む場合は、風呂用防水ケースが必要だが……)という寸法。

    今、もっと「ノマドワーキング」を徹底するため、wifiタイプのアイパッドを、外出先でも通信機能を活かせるよう、イーモバイルを導入しようとしている。

    本をつくる方面だけでなく、書店営業も、アイッパドひとつを持っていけば済む時代が来るようになるかも知れない。でも、その頃になっても書店営業が必要かどうかは分からないが。
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