天牛堺書店のおもしろさ

2010.07.18 Sunday

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    天牛酒井書店01.jpg
                          (天牛堺書店 北野田店)

    天牛酒井書店04.jpg昨日は堺にあるお袋の家に行った。お袋の家へ行くたびに楽しみなことがある。最寄り駅は南海高野線北野田駅になるのだが、この駅前に天牛堺書店北野田店がある。お袋の家に行った日は、帰りがけに必ずここの店先を覗く。店内は新刊書店なのだが、店頭には店を取り巻くようにずらっと古本が並んでいる。しかも、文庫から新書、ハードカバー、美術書とどれをとっても220円という超安値。そのうえ来るたび品揃えが変わっている。これが大きな魅力だ。ところが、その魅力が裏目に出た。前回来たとき気になった本があったのだが、それがどうしても見つからない。そんなに日にちも経っていない。前回は荷物も多く、次回来たとき買おうと思って買わなかったのだ。そんなに売れる本でもないと思うのだが、それがどうしても見つからない。たまたま本の整理に出てきた女子店員に尋ねてみた。
    その店員の方は、天牛堺書店の古書販売システムについて教えてくれ、おかげで謎は氷解した。また非常におもしろいと思った。
    どんなシステムかというと、店頭に並ぶ古書は4日後にはすべて入れ替えられる。古いモノは堺市南区にある古書センターに返される。一部でなく、全部まるごと新しいモノと入れ替えられるのだ。道理で来るたび、寄ってみたくなるわけだ。来るたび同じ本は並んでいないのだから。本好きにはたまらないシステムだ。来るたび宝物を探すようなワクワク感がある。
    「この本が220円で買えるの!」そんな驚きと出会える時が何度かある。しかし、見つけたその場で買わないと、その本と次に出会えるのはいつのことか。なにせ店舗は大阪府下に19店舗 あり、センターで組み合わせと料金体系がが変えられ、4日ごとに各店舗へ配布されるのだから。

    このシステムを聞くなり、自分の仕事でも使える思った。
    僕の仕事に「UTAブック」という一連のシリーズ本の発行がある。もちろん、仕事としてやっているのだから採算は考えるわけだが、同時に、「人間の本当の姿は、『肉体』ではなく『意識』であって、生き方自体を、肉体中心の生き方から、意識を中心とした生き方に変えていこう」という出版活動を通した啓蒙活動でもある。
    したがって売れることもさることながら、読んでもらうことに大きな意味がある。そのため図書館への寄贈活動なども行っているのだが、この天牛堺書店の古書販売システムに乗せてもらうのもおもしろいと思った。ブックオフも、おもしろい動きをしているのだが、規模が大きくなり過ぎたせいか、店舗の在庫が固定化して動きがあまりないように思う。一月経って行ってみても、一部品揃えが変わっていても、全体として品揃えが大きく変わることはない、そんな風に感じられる。それを思うと、天牛堺書店のやり方は、手間はかかるが、購買者にとっては非常に魅力的だ。ぜひ本部へ行って、担当者の話を聞いてみたいと思う。

    なお天牛堺書店と、天牛書店とは別会社なので、お間違えのないように。

    天牛酒井書店03.jpg
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