平城京の衛士/首里城の衛士

2010.07.02 Friday

0
    衛士隊の交代08.jpg

    衛士隊の交代16.jpg奈良の近鉄西大寺駅前に啓林堂書店西大寺店がある。店長とは前日に電話で話しており、午後の2時過ぎに会う約束を取り付けていた。
    当日、西大寺駅には12時過ぎに着いた。少し早く来たのは、お目当てがあるから。平城遷都1300年祭の会場に寄り道しようというわけだ。西大寺駅北口へ出れば、「啓林堂書店」は目と鼻の先。それを逆の南口に出ると、「平城遷都1300年祭」の会場に向かうシャトルバスがピストン運転している。5月には、僅かな時間を利用し大極殿を見に行った。今日は、午後1時から平城京南門前で行われる「衛士の交代式」を撮影に行こうというわけ。セレモニーは約20分。その後、再びシャトルバスに乗れば西大寺には2時前に着けるという寸法だ。
    平城京では、朝9時には朱雀門で衛士が警衛配置に着くセレモニーがある。午後1時には南門で衛士の交代式があり、午後4時には再び朱雀門で、閉門に伴う衛士の警衛終了のセレモニーがある。 
    同じなら、朱雀門を背景にしたセレモニーのほうが、写真的には見栄えが良いわけだが、これはこれでかなり迫力があった。


    衛士隊の交代10.jpg

    沖縄_首里城02.jpgそういえば、沖縄へ出張したときも、飛行機の待ち時間を利用し、タクシーで首里城へ走ったことがあった。このときは、朝の9時前に首里城に着いたが、9時のオープンを待っていると、やはり衛士が門前に配置され、「開門」のセレモニーの後、城内へ入れてもらえたことを覚えている。
    このときはカメラがなく、携帯電話のカメラで撮ったため写りが悪いが、平城京の衛士とは、また違った趣があり、ここにあわせて写真を紹介させていただく。
    平城京の場合、衛士の服装は、「養老衣服令」により、儀式の際に用いられたという黒服に鎧を着けたスタイル。隊長は、6位の武官の朝服で、冠は柔い黒絹製。紐をあごで結んでいる。位襖(いおう)と呼ばれる衣服は6位相当の深緑色のもの、下に半臂を重ねて白袴をはき、烏油(くろぬり)の腰帯をしめて、黒漆の横刀を組紐の緒で吊り木製の笏を持っている。足は白の襪(しとうず)という足袋に烏皮(くろかわ)の履(くつ)をはくという出で立ち。

    これに対し、不勉強なため、琉球の衛士の方たちの服装については、まるで分かっていない。指揮官は黄色いかぶり物に黄色い帯。兵士達は紫のかぶり物に白だすきという出で立ち。武具は六尺棒といったところか。そういえば、琉球古武道の発祥は、その昔、表だった武具を持たなかった琉球人が、それでも四方八方を海で囲まれた自らの国を守るため漁猟器具、農耕器具をもちいて編み出した武術であると言われている。琉球武術では、主に六尺棒を用いるともいう。形状は流派によって中央が若干太くなるタイプ、端・中央とも均一のタイプの両方があり、攻撃法の型は一般に「……の棍(こん)」というような呼び方がされるが、操作法自体は「棒術」と言われ「棍術」とは呼ばないようだ。

    沖縄_首里城03.jpg 
    コメント
    コメントする
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL