「夕陽さんさんの会」のご案内

2010.04.13 Tuesday

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    「夕陽さんさんの会」 会報の原稿の中で、これはと思うものを、このブログで紹介しはじめた。僕自身は、この会には入っていないのだが、会を主宰する「むかし料理・今昔」のおかみ野村さち子さんとは大の仲良しで、この縁で会報発行のお手伝いをするようになった。会報自体は年一回1000部ぐらいを発行している。A4中綴じ16ページ程度のものだが、内容がかなり充実している。執筆陣も著名な方が多く、このまま会報だけで紹介するのはもったいいないと、このブログに紹介をはじめた次第。ところが、これが大反響というか、会員の原稿を紹介するたびにアクセス数が跳ね上がる。

    それならということで、「夕陽さんさんの会」のことを、もっと詳しく紹介しておかねばと思った。さいわい手元には、名誉会長の山折哲雄さんや、会長の中西喜次さんの活動趣旨に関する原稿もある。主宰者の野村幸子さんも、僕のブログで、会のことを紹介するのを了解していただいている。
    ではということで、まずは「夕陽さんさんの会」とは、というところから。


    夕陽さんさんの会は…/名誉会長・山折哲雄
    夕陽さんさんの会は、夕陽を見ることによって心の安らぎを得ようとする会です。
    夕陽さんさんの会は、夕陽の荘厳な光景に接することによって、人生の感動を確かめようとする会です。
    夕陽さんさんの会は、美しい夕陽の輝きに包まれることによって、人々との共存、自然との一体感を手にしようとする会です。
    夕陽、宇宙的なイメージ
    こんな子守唄があったことを皆さん、ご存知でしょうか。
    親のない子は夕陽を拝む
    親は夕陽の真中に
    親に死なれた子、親に捨てられた子、親はいても捨てられたも同然の子、……そういう子供たちは夕陽を拝んで心を慰めていたのです。今でも「親のない子」は巷にあふれています。
    夕陽は親と子のきずなを強める心の原風景なのです。人間と人間の心を結びつける、宇宙的なイメージなのです。


    次いで活動趣旨について


    活動趣旨/会長・中西喜次
    夕陽さんさんの会の活動趣旨は、次の言葉に尽くされていると思います。
    『夕陽のもつ魅力、伝承、イメージなどを再認識し、人と人、人と自然の共生を見つめ直す』。
    活動の趣旨を話し合った際、「夕陽」そのものに対するイメージがそれぞれ、出されました。いわく、「単純に夕陽が好き」から、「夕陽=西方浄土」、「夕陽=再生(明日、朝日を迎えるために夕陽がある)」、夕焼け小焼けの唄に歌われているように「夕陽=お手々つないで(手を携える、人々の共生イメージ)」等々 、各人各様、千差万別、さまざまな心の動きが反映されています。
    また、会に参加した動機も「みんなが集まってワイワイ、ガヤガヤ、それが楽しい」、「夕陽ヶ丘の地名に象徴されるように、夕陽=大阪、大阪を会の活動を通して活性化させよう」など、人それぞれです。
    要するに、「夕陽」がそれぞれの思い、憶いを媒介する役目、人と人を結ぶ継ぎ手の役目を担っているということです。それが「人と人との共生」につながるのです。会に参加した動機はどうあれ、夕陽が契機となって人の輪が広がる。それでいいのではないでしょうか。
    「夕陽」のイメージもさまざまですが、夕陽が生と死を含めた自然そのものを表していることは確かです。それが「西方浄土」「再生」の言葉にも現れています。「夕陽」は自然、そのシンボルなのです。夕陽に思いを至すことで、「自然との共生」が象徴されるのです。
    これらをまとめたのが、冒頭に掲げた『』の言葉です。夕陽さんさんの会は、これを活動の基本、趣旨としたいと思います。


    プロフィール
    名誉会長/山折哲雄
    (宗教哲学)
    宗教学者 1931年サンフランシスコ生まれ。東北大学インド哲学課卒業。国際日本文化研究センターなどの教授を歴任。 国立歴史民俗博物館、京都造形芸術大学院院長。 著書に『臨死の思想』『生と死のコスモロジー』など多数。

    会長/中西喜次
    (農学博士)  
    1918年、大阪府茨木市に生まれる。京都高等蚕糸学校製糸科卒業、商工省大阪工業試験所入所。第2次大戦中、旧満州、台湾、 マレー半島、ビルマ(現ミャンマー)、 タイなどを転戦。1946年復員後、工業試験所復職。油脂、食品、界面活性剤、チョコレート製造技術研究に従事。1981年、同所退官。日本食品科学学会副会長、日本薬膳研究会会長。日本チョコレート工業史』『日本の米はどうなる』『ジャワ、ビルマの大空』など著書多数。

    主宰/野村さち子
    実は、彼女については、「むかし料理 割烹 今昔」のおかみで、「夕陽さんさんの会」の主宰者だという以外、あまりよく分かっていません。聞き上手で、人の話はよく聞いてくれるのですが、自分のことを話しているのは聞いたことがないのです。そこで彼女の店の所在地と、料理に関する彼女の思いを紹介してプロフィールに代えさせていただきます。

    太陽と水と土を食べる 野村さち子             
    厳しい冬を過ぎて新しい生命芽吹く春、古代人は山菜などの季節の贈り物で命を継なぎ、春の有り難みをしみじみと味わった事でしょう。
    「旬」を食べる事は、新しい季節への身体作りと、病気になりにくい身体作りに役立つのです。辞書で「旬」とは、魚・野菜など、出盛りの最も味の良い時季とあり、季節の贈り物を有り難くいただく事ですね。

    春/コゴミ・タラの芽・ワラビ・山ウドなど、苦味を持った食品で、冬から新陳代謝の高まる春の身体へ作り変えてくれるのです。
    夏/トマト・キュウリ・ナス・トウガンなどは、体内に熱がたまり過ぎないように、利尿効果を持っています。
    秋/温度差が激しく、夏の疲れで体調が崩れやすい季節、秋の野菜や果物で、冬の寒さに負けない体力づくりを、ギンナン・ナシ・秋ダイコンなどで、痛めたのどを潤し、肺を暖めて体調を整えてくれるのです。
    冬/マイモ・ニンジンなど根菜類、肉などのタンパク質、身体を暖めて、寒さに負けない身体作りに役立っています。

    上手に旬のパワーを、体内に取り込みましょう。


    ◇ むかし料理 割烹「今昔」 肥後橋本店
      大阪市西区江戸堀1-9-13
      地下鉄四つ橋線 肥後橋駅 7号出口より 徒歩2分
      電話 06-6445-8455                             
      営業時間  PM5:00〜PM11:00/定休日 日・祝日
      酒匠 野村さち子

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